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安光歯科 口腔外科・矯正歯科 BLOG | 高知県いの町の歯医者さん
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レーザー治療(その6)
20091117094610


CO2レーザーの安全性 と有効性 についてですが、

CO2レーザーは浅在性 であり深達性 がないので

熱の拡散 もなく安全であるということが言えます。

また局所の組織 や内臓 に影響を及ぼさないことがわかっており、

副作用がない といえるため、

妊婦の方 にも安心して使用できます。

そしてCO2レーザーの有効性としては、

水分吸収が高いため、殺菌・滅菌効果 が高いことが判っていて、

組織学的実験 により

骨の形成 が見られたとの報告もあります


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レーザー治療(その5)
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歯科用レーザーの使用法について、最後になりますが、

(4) インプラントに対する処置  についてご説明させていただきます。

まずはじめにインプラント治療における

CO2レーザーの安全性 について、

問題となるのは、金属部分へのレーザー照射ですが、

インプラントのカラー部に照射されても

熱反射しハレーション を起こすため、

下部のフィクスチャーに影響はないことが判っています。

① インプラント周囲炎  

  インプラント周囲の細菌を高温で蒸散し、

  死滅させることが目的となります 

  このときレーザーを使用するにあたっては、

  決してポケット内に照射せず、

  あくまでも外部から照射することが大切です  

  また、インプラント周囲の限界温度は

  44℃を最大値と考えて照射すべきです 

② レーザーパンチング  

  インプラントの埋入手術後、免荷期間が過ぎて

  土台(アバットメント)を作成するときに、

  インプラントのカバーキャップを露出  させますが、

  その際にレーザー照射による頭だしを行います。

③ ソケットプリザベーション  

  インプラント手術前提処置として、

  抜歯を行ないその直後に骨補填材を填入  し、

  その上を上皮 ( 遊離歯肉あるいは結合組織 ) で被い、

  レーザー照射を行なって創傷治癒促進  をはかります。

  抜歯後の歯槽骨吸収防止  となります。

④ インプラント歯肉整形  

  インプラントの土台を作成する際、

  インプラントカラー部の周りを歯肉整形し、

  高めのカバーキャップ  を装着することによって

  歯肉の安定を待ちます。
 

以上になりますが、総じて言えば

レーザー治療の応用範囲はまだまだ多いと思われます 


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レーザー治療(その4)
20091017161854


前回、前々回に引き続き、

レーザー処置の中で、 (3) 歯周病に対する処置としては、

① 中等度歯肉炎  レーザーの術前処置として、

  プラークコントロールの徹底とSRPの初期治療を行ない、

  炎症の抑制  と口腔の清掃  を行なったのち、

  歯肉溝内部に直接レーザー照射を行います。

② 歯周炎  口腔内の急性炎症の消退を行なった後、

  レーザー照射により歯周ポケットの殺菌  とポケット内の乾燥 

  をはかり、消炎と鎮痛をめざします。

③ 根分岐部病変  大臼歯にみられる根と根の間の分岐部は

  不潔域となりやすく、その部をパンピング  させながら

  レーザー照射を行います。 


   結論として言えるのは、歯周病に対するレーザー効果としては、

(Ⅰ) ポケット内の殺菌 (Ⅱ) 根面エンドトキシン(内毒素)の除去

(Ⅲ) 歯石の溶解 根面から歯石が除去されやすくなる。

(Ⅳ) 炎症歯肉の蒸散による細菌の減少 (Ⅴ) 線維芽細胞付着に影響 

   などの効果が期待できます。


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レーザー治療(その3)
20091015194027


前回に引き続き、レーザー処置の中で、(2)軟組織に対する処置としては、

① 歯肉切除 残存歯のまわりに歯肉の増殖が認められるとき、

  レーザー照射によって歯肉の切除を行ない、

  照射部位の止血効果 殺菌効果 創傷治癒の促進

をはかることができます。

② 小帯切除 上唇小帯が高位に付着し、

正中離開 の原因となっている場合、

  上唇小帯の切除を行ない、テンション(張力)がかからないようにして、

  歯列不正の原因を取り除くことができます。

③ 潰瘍 (口内炎・口角炎・義歯性潰瘍など) 

  レーザー照射により疼痛を緩和させ、消炎をはかることができます。

④ 線維腫(舌線維腫・頬粘膜線維腫) 

  舌や頬粘膜などにできる大小の膨隆(腫瘤)を

基底部からゆっくりと切除することができます。

⑤ メラニン色素除去 歯肉に黒色色素が沈着している場合、

炭酸ガスレーザー照射により、

  歯肉表面より約0.1~0.3mm下の基底細胞層に存在するメラニン色素

  を効率よく蒸散することができます。

⑥ その他の軟組織処置 としては、ヘルペス や単純疱疹

などにも効果があり、

  エプーリス (歯肉に限局してできる腫瘤)の除去も可能です。


ただここで気をつけなければいけないことは、

前癌病変とされる白板症 や扁平苔鮮

周囲に硬結をともなうジョクソウ性潰瘍 などが存在する場合や、

急性症状のある場合 はCO2レーザーは照射してはいけません

(このような患者さんは絶対的な禁忌症です。)

なぜならば、レーザーの温熱効果により、

その病変が促進されるおそれがあるからです


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レーザー治療(その2)
20091006201011


歯科用レーザーの用途には大まかに

(1)歯牙に対する処置(2)軟組織に対する処置

(3)歯周病に対する処置(4)インプラントに対する処置 などに分かれます。

その中で、今回は (1)歯牙に対する処置  についてご説明させていただきます。

① カリエス(虫歯)に対する処置としては、まず浅い虫歯の場合ウ蝕予防として

  咬合面や歯面にレーザー照射を行なうことにより、

  エナメル質の耐酸性向上をはかることができます。

  その場合、フッ素を塗布してからの照射も効果があります。

② 知覚過敏(歯がしみる)に対する処置としては、

   しみる部分にレーザー照射を行なうことにより、

   象牙細管開口部を閉鎖し、歯髄への刺激を遮断することができます。

   その場合、フッ化物を塗布してから照射すると効果的です。

③ 深い虫歯の場合、レーザー照射により病的象牙質の除去を容易にし、

   殺菌と残存象牙質の耐酸性の向上をはかれます。

   また、神経(歯髄)が露出してしまった場合は、レーザー照射により

   無圧下で露髄面の止血殺菌を行い、

   創傷治癒の促進をはかることができます。

④ 感染根管などにレーザー照射を行なうことにより、

   短時間で根管内の殺菌乾燥を行うことができます。

⑤ 歯を抜いたあと、ガーゼによる圧迫止血が必要なく、

   薬剤服用中の有病者や小児、障害を持つ患者さんの

   止血や疼痛緩和が容易に行なうことができます 

以上が挙げられます


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