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Author:安光歯科
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レーザー治療(その5) |


歯科用レーザーの使用法について、最後になりますが、
(4) インプラントに対する処置 についてご説明させていただきます。
まずはじめにインプラント治療における
CO2レーザーの安全性 について、
問題となるのは、金属部分へのレーザー照射ですが、
インプラントのカラー部に照射されても
熱反射しハレーション を起こすため、
下部のフィクスチャーに影響はないことが判っています。
① インプラント周囲炎
インプラント周囲の細菌を高温で蒸散し、
死滅させることが目的となります 
このときレーザーを使用するにあたっては、
決してポケット内に照射せず、
あくまでも外部から照射することが大切です
また、インプラント周囲の限界温度は
44℃を最大値と考えて照射すべきです 
② レーザーパンチング
インプラントの埋入手術後、免荷期間が過ぎて
土台(アバットメント)を作成するときに、
インプラントのカバーキャップを露出 させますが、
その際にレーザー照射による頭だしを行います。
③ ソケットプリザベーション
インプラント手術前提処置として、
抜歯を行ないその直後に骨補填材を填入 し、
その上を上皮 ( 遊離歯肉あるいは結合組織 ) で被い、
レーザー照射を行なって創傷治癒促進 をはかります。
抜歯後の歯槽骨吸収防止 となります。
④ インプラント歯肉整形
インプラントの土台を作成する際、
インプラントカラー部の周りを歯肉整形し、
高めのカバーキャップ を装着することによって
歯肉の安定を待ちます。
以上になりますが、総じて言えば
レーザー治療の応用範囲はまだまだ多いと思われます 
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レーザー治療(その4) |

前回、前々回に引き続き、
レーザー処置の中で、 (3) 歯周病に対する処置としては、
① 中等度歯肉炎 レーザーの術前処置として、
プラークコントロールの徹底とSRPの初期治療を行ない、
炎症の抑制 と口腔の清掃 を行なったのち、
歯肉溝内部に直接レーザー照射を行います。
② 歯周炎 口腔内の急性炎症の消退を行なった後、
レーザー照射により歯周ポケットの殺菌 とポケット内の乾燥 
をはかり、消炎と鎮痛をめざします。
③ 根分岐部病変 大臼歯にみられる根と根の間の分岐部は
不潔域となりやすく、その部をパンピング させながら
レーザー照射を行います。
結論として言えるのは、歯周病に対するレーザー効果としては、
(Ⅰ) ポケット内の殺菌 (Ⅱ) 根面エンドトキシン(内毒素)の除去
(Ⅲ) 歯石の溶解 根面から歯石が除去されやすくなる。
(Ⅳ) 炎症歯肉の蒸散による細菌の減少 (Ⅴ) 線維芽細胞付着に影響
などの効果が期待できます。
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レーザー治療(その3) |

前回に引き続き、レーザー処置の中で、(2)軟組織に対する処置としては、
① 歯肉切除 残存歯のまわりに歯肉の増殖が認められるとき、
レーザー照射によって歯肉の切除を行ない、
照射部位の止血効果 殺菌効果 創傷治癒の促進
をはかることができます。
② 小帯切除 上唇小帯が高位に付着し、
正中離開 の原因となっている場合、
上唇小帯の切除を行ない、テンション(張力)がかからないようにして、
歯列不正の原因を取り除くことができます。
③ 潰瘍 (口内炎・口角炎・義歯性潰瘍など)
レーザー照射により疼痛を緩和させ、消炎をはかることができます。
④ 線維腫(舌線維腫・頬粘膜線維腫)
舌や頬粘膜などにできる大小の膨隆(腫瘤)を
基底部からゆっくりと切除することができます。
⑤ メラニン色素除去 歯肉に黒色色素が沈着している場合、
炭酸ガスレーザー照射により、
歯肉表面より約0.1~0.3mm下の基底細胞層に存在するメラニン色素 
を効率よく蒸散することができます。
⑥ その他の軟組織処置 としては、ヘルペス や単純疱疹 
などにも効果があり、
エプーリス (歯肉に限局してできる腫瘤)の除去も可能です。
ただここで気をつけなければいけないことは、
前癌病変とされる白板症 や扁平苔鮮 、
周囲に硬結をともなうジョクソウ性潰瘍 などが存在する場合や、
急性症状のある場合 はCO2レーザーは照射してはいけません 
(このような患者さんは絶対的な禁忌症です。) 
なぜならば、レーザーの温熱効果により、
その病変が促進されるおそれがあるからです 
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レーザー治療(その2) |

歯科用レーザーの用途には大まかに
(1)歯牙に対する処置(2)軟組織に対する処置
(3)歯周病に対する処置(4)インプラントに対する処置 などに分かれます。
その中で、今回は (1)歯牙に対する処置 についてご説明させていただきます。
① カリエス(虫歯)に対する処置としては、まず浅い虫歯の場合ウ蝕予防 として
咬合面や歯面にレーザー照射を行なうことにより、
エナメル質の耐酸性向上 をはかることができます。
その場合、フッ素を塗布 してからの照射も効果があります。
② 知覚過敏(歯がしみる)に対する処置としては、
しみる部分にレーザー照射を行なうことにより、
象牙細管開口部 を閉鎖し、歯髄への刺激を遮断する ことができます。
その場合、フッ化物を塗布してから照射すると効果的です。
③ 深い虫歯の場合、レーザー照射により病的象牙質の除去 を容易にし、
殺菌と残存象牙質の耐酸性の向上 をはかれます。
また、神経(歯髄)が露出してしまった場合は、レーザー照射により
無圧下で露髄面の止血 殺菌 を行い、
創傷治癒の促進 をはかることができます。
④ 感染根管などにレーザー照射を行なうことにより、
短時間で根管内の殺菌 乾燥 を行うことができます。
⑤ 歯を抜いたあと、ガーゼによる圧迫 止血 が必要なく、
薬剤服用中の有病者や小児、障害を持つ患者さんの
止血や疼痛緩和が容易に行なうことができます
以上が挙げられます
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